第32回日本循環薬理学会学術集会
当番幹事(代表)赤羽 悟美
(東邦大学医学部生理学講座統合生理学分野教授)
皆様におかれましては、時下ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。
この度、第 32 回日本循環薬理学会学術集会を、2023 年 1 月27 日(金)に大田区産業プラザPiOにて開催させていただくこととなりました。
日本循環薬理学会は 1991 年に日本循環薬理研究会として発足し、1998 年に学会へと発展しました。その目的は、循環薬理学の研究にさまざまなアプローチで取り組んでいる研究者たちが一堂に会し、独創的で最新の研究成果を報告し討論を交わすことによって循環薬理学研究を推進し、次世代を担う若手研究者を育成することであります。循環薬理学会会員は、少子高齢化の現代における健康寿命の延伸に向けた研究に取り組み、また、世界中に未曽有の影響を及ぼしたCOVID-19 の重症化や後遺症の研究において重要な貢献をしています。この度、このような伝統ある学会の当番幹事として学術集会のお世話をさせていただくことを大変光栄に思っております。
第 32 回日本循環薬理学会学術集会は「精緻と協奏が拓く循環薬理学」をメインテーマとして企画させて頂きました。全身の臓器や細胞の協奏による精緻な循環制御のしくみとその破綻のメカニズムから新しい治療標的まで、意欲的な研究成果を発表し熱く語り合うことで循環器創薬の新しい概念を拓く学術集会となりますよう、鋭意準備を進めております。
特別講演Ⅰでは南野徹先生(順天堂大学・院・医学系研究科・循環器内科学)、特別講演Ⅱでは今井由美子先生(医薬基盤・健康・栄養研究所)、特別講演Ⅲでは、古川哲史先生(東京医科歯科大・難治疾患研究所)にご講演頂きます。企画シンポジウム「精緻と協奏が拓く循環薬理学のフロンティア」では、様々な研究アプローチで最先端の研究を展開されている新進気鋭の先生方にご講演頂く予定です。例年通り、多数のYIA演題発表と一般口演を募集いたします。
会場の大田区産業プラザPiOは、東京の空路・陸路の玄関口に位置し、羽田空港と品川駅からのアクセスがたいへん便利な施設でございます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
第32回日本循環薬理学会学術集会において、参加者の皆様の意欲的な研究成果の発表と活発な議論を通じて新たな知を創造し、交流を温め、実り多き学会となりますよう、事務局一同、力を尽くして参ります。
何卒、お力添えとご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
2021年11月吉日